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高血圧は、血圧が正常範囲を超えて持続的に高い状態のことを指します。多くの場合高血圧は無症状ですが、その状態が続くと全身の血管に負荷がかかりゆっくりと動脈硬化が進行します。若いからといって高血圧を放置すると40代や50代でも脳出血を引き起こす危険があります。高血圧と診断するには一定期間血圧を測定して判断します。
減塩を意識した食事、適度な運動、禁煙といった生活習慣病予防のアプローチが重要で、改善されない場合は降圧剤の服薬が必要です。

高脂血症は、血液中の脂質（特にコレステロールや中性脂肪）が異常に高い状態を指します。この状態が続くと、血管の壁に脂質が蓄積され、高血圧と同様に動脈硬化が進み、最終的には心筋梗塞や脳梗塞などの重大な血管病につながるリスクが高まります。脂質異常症自体の自覚症状はないため、血液検査で脂質異常を指摘された場合には、まずは生活習慣改善を行い、それでも改善されない場合は服薬治療が必要です。

睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりすることで低酸素状態となる病気です。周囲からいびきを指摘される、夜間よく目がさめるといったことがあり、日中に頭痛や倦怠感、眠気などを感じます。生活習慣病、脳卒中、心筋梗塞や不整脈などの危険因子にもなります。まず自宅でできる簡易睡眠時無呼吸検査で評価します。