強い頭痛が不定期に起こります。女性に多く、光をまぶしく感じたり、音をうるさく感じたりします。仕事や学業に支障をきたす方も多いです。発作時に使用する薬での治療が第一となります。頻度が多くお悩みの方には予防治療もございます。
※ 慢性片頭痛に対し2021年に新たな予防薬(CGRP関連製剤)が登場しました。月1回の皮下注射 で、従来の内服予防薬の効果が乏しい方が対象です。当院ではすでに70人程の使用経験があります。おおむね効果は高く、安全性も高い薬剤です。頭痛に悩まれている方は総合的な診断も含めご相談ください。
再診の方はオンライン診療も可能です。来院時にスタッフにお尋ねください。
『頭痛』や『めまい』のなかには脳卒中や脳腫瘍、血管の異常といった脳の病気が原因となっている事があります。適切な診断を行うことが重要です。
認知機能低下では「アルツハイマー型認知症」や「血管性認知症」などが有名です。
「MCI:軽度認知障害」と言われる認知症の前段階も注目されています。現状評価することで生活背景を見直すきっかけにもなります。
MRI検査で見つかります。くも膜下出血の原因になりますが、見つかっても緊急で手術が必要となることはほぼありません。出血率は総じて低いのですがゼロというわけではなく、年齢や動脈瘤の大きさ/部位を考慮し方針を検討していくこととなります。
顔面の『痛み』や『けいれん』です。片側におこります。それぞれ関与する脳神経が異なりますが、神経に血管が接触しておこる事が多い病気です。原因を特定し、内服治療等から治療を開始します。
急に片側の顔面の動きが悪くなります。『顔がまがってる』『口から水がこぼれる』といった症状です。疲れなどで体内に潜むウィルスが活性化して発症することが多いと言われています。多くは治療にて回復しますが、後遺症として残る方もおられます。発症から数日以内に内服治療を開始するのが望ましいです。
頭蓋内に出血したり、頭蓋骨骨折がある場合が問題となります。
軽い頭部打撲後に頭蓋内に血がゆっくり貯留し、1~2か月後に異常がでてくることがあります。『慢性硬膜下血腫』という病気で手術が必要になることもあります。
『脳梗塞』や『脳出血』では片方の手足の運動麻痺・しびれ、呂律がまわりにくいといった症状が代表的です。『くも膜下出血』は“強い頭痛”で発症します。いずれも突然起こります。